偉大な先輩が亡くなる

[ 2020年12月13日(日) ]

私が政治の師と仰いでいた元市議会議員だった片山孝昭さんが昨日、亡くなられました。彼とは私が議員になる前から親しくしていましたが、相談した訳ではありませんが、今から16年前に彼が議員を引退し、私が議員に立候補したのです。

ここ数年は体調がすぐれず酸素ボンベを持っての生活をされていましたが、昨日の朝、病状が急変したため救急車で庄原赤十字病院に入院されましたが、病室に入ると息を引き取られたそうです。葬儀は明日なんですが、コロナのこともあり家族葬とのことでしたので、どうしても顔が見たかったのでご自宅に行かせていただきました。

奥さんが、家に帰った時には温かったんですとおっしゃっていましたが、穏やかな顔をされていました。「林さんはお父さんが元気な時にばかり来られていたんよ」と言われたのですが、本当は酸素を吸引する量が段々と増えて体調は悪かったみたいです。そうとは知らず、相談事があると行っていた私に諭すように話して下さった片山さんでした。

彼から教えられたというか、ものの考え方について、自我が強い私に自分の経験からの言葉に何度となく救われました。議会というもの、議員というもの、理想と現実の狭間にあっても自分の進むべき道を誤らない心構えを教わった様にも思います。旧庄原市議会最後の議長に推され合併を成し遂げたことでの引退であったのかも知れません。