周防大島町と世羅町の選挙結果

[ 2020年10月26日(月) ]

この二つの町の選挙結果がどうしたと思われるでしょうが、世代交代が確実に進行しているということが見て取れる選挙結果となっています。周防大島町は、定数14名で6名の新人が当選しました。6名中4名が40代です。無投票だった新町長は46歳です。

世羅町の場合は、定数12名で5名の新人が当選しました。5名は、40代1名、50代2名、60代2名です。無投票だった町長は57歳です。実は、この二つの町の世帯数と人口はほぼ同じと言っても良いくらいで、周防大島町の人口は14842人、世帯数は7084です。一方の世羅町の人口は15807人、世帯数6868です。面積とか言いだすと、周防大島町の周りは海ですからね。

二つの町に共通するのは、他の市町と同じ様な町お輿ではなく特徴ある町お輿の取組をされていると私は思います。周防大島町は積極的な移住者の受け入れによる町の活性化(観光)と、一旦は島外に出た若者が島に帰って来る教育の実践。世羅町は世羅台地一体に展開する果樹、花き、水稲、畑作等の大規模経営による第一次産業の活性化。

二つの町を端的に表すキーワードは、「恵まれた自然環境」ではないでしょうか。周防大島はかつては、甘藷や大島みかんの栽培が一大産業でした。世羅町は国策による大規模農業団地開発で生まれ変わりました。ブログを書きながら考えているのですが、この二つの町の規模が町お輿には丁度いいのかもしれません。

かつてお隣の奥出雲町を訪ねた時、当時の岩田一郎町長が、「仁多と横田が一緒になって奥出雲町になったが、町づくりの適正規模だ」とおっしゃったことを思い出しました。奥出雲町の現在の人口は13000人です。