本気度が感じられない答弁多し

[ 2020年9月26日(土) ]

昨日で3日間の一般質問が終わりました。私が期数を重ねたことで鈍感になったのかも知れませんが、どうも執行者の本気度が感じっれない答弁が多い様に思います。適当に答えてということはないでしょうが、侃々諤々という議論は皆無でした。

特に市長は、「心ここにあらず」という感じで、答弁書を棒読みすることが殆どでした。その原因は、株式会社比婆の森が自己破産したことに対する執行者の認識と一般市民の認識のずれに、「空気を読み違えた」と感じたのではないでしょうか。初日の答弁では、「取締役だが瑕疵はない」と詭弁を弄していましたが、昨日の最終日の答弁では、「関係ないことはない」というニュアンスに切り替わっていきました。

5人の議員がそれぞれ質問しましたが、「だけど、私たちに何も知らなかった」なんて言える筈がありません。木山市長と矢吹副市長が取締役として役員会に出ていたのは事実ですから、経営責任は当然あります。法的には問題ないと押し切る考えかも知れませんが、道義的責任についてはどう考えているのでしょう。だから、三セクから市は引き上げるべきと訴えているのです。

民でできることは民でやりなさいが基本です。ごちゃごちゃ理由はつけますが、三セクは責任の所在があいまいなグレーゾーンであることに間違いありません。市民の税金を投入する正当性がありません。今回の事件で、取締役として市の経営トップや職員が入っている意味は何もないことが明白になったじゃありませんか。

次に控えているのは、庄原市が資本金3000万円に対し8.3%250万円出資し、木山市長が取締役になっている、三セクのサンヒルズ庄原(かんぽの郷庄原)問題です。譲渡ありきから始まった問題ですが、日本郵政との家賃交渉では譲歩を引き出し何とかやっていけると思った矢先のコロナ騒動。暗中模索状態ですが、何とか今年度中には方向性を出さなければなりません。