地域を守る

[ 2020年6月29日(月) ]

昨日は溜池の土手の草刈と宮掃除がありましたが、参加者が段々と減ってきています。そんな今後の地域の在り方について若い衆と夜の部で大いに語り合いましたが、地域の最大の課題は、空き家の管理と周辺の草刈ということになりました。

空き家1軒なら何てことないですが、2軒、3軒となってくると、空き家になる前から家主と管理方法について協議しておく必要があります。現在、1軒の空き家の周りの草刈を年間5万円で年に3回する契約をしました。暫く放置されていたので1回目の草刈は結構大変でしたが、2回目からは1時間もかからないと思います。草刈の参加は任意ですが、収入は地域の活動費に充当します。

もう1軒空き家になりそうな家があるのですが、こちらは子供たちが広島から時々は帰ってくるのですが、広い範囲の草刈は無理です。営農集団の草刈隊もありますが、田圃の法面や畔だけですので、家の周りや裏山は草茫々状態です。昨夜も、空き家管理会社設立の話もでましたが、周年の仕事を作り出さないと会社が維持できないので、引き続き研究することとしました。

そして、今の自分たちなら何とか農業を続けながら地域の活動にも参加できるが、子供の代にはどうなるか分からないと言っています。現在、親の介護を行っているのが2名、予備軍が3名ということですが、自分たちの老後は自分たちで備えなければと言っています。私たちは頑張って草刈をしますが、最終的には田圃や畑は原野に戻るのではないかと思います。

そんな時、「地域愛」という言葉を誰か言いましたが、みんな、生まれ育った土地が大好きで愛着があります。先祖代々の土地を守る使命とまでは言いませんが、一種、「お互い様」の「運命共同体」なのかも知れません。