参った

[ 2020年5月18日(月) ]

1人10万円の特別定額給付金の申請書が土曜日に届きました。高齢の母親が、「いつになったら10万円くれてんか」と何度も聞くので、「ありゃあ、世帯主のワシの通帳に入るんじゃ」と言うと、「貯金するんじゃ」と楽しみにしています。

「10万円はホンマにくれてんか」、「半分はあんたにやる」とか、「誰がくれてんか」など、これまでの国の給付金は私が扶養に取っている関係から1度も貰ったことがなかったので、半信半疑みたいです。デイサービスから帰っては、「みんな、貰った貰った言うてじゃが」と合点がいかないみたいで可哀そうでしたが、今度こそはと思っているみたいです。

自分の通帳にいくら残高があるのか知らないくせに、「貯金する」には、参りました。老後の資金とは言いませんが、葬式費用と考えているみたいです。面白いのは、私に渡せば飲んでしまうと本気で心配しています。まあ、いつまでたっても子供は子供ということですね。ということで、経済波及効果があるのかないのか分かりませんが、お年寄りは喜んでおられると思います。

子育て世代の皆さんには、1人10万円はありがたいと思います。行動自粛により学校に行けない子供さんを抱えて大変でしょうし、食費等の支出が増えていることは間違いありません。子供たちに仕送りしている親御さんも助かりますし、アルバイトで頑張っている学生さんも助かります。だけど問題は、国民等しく1人10万円給付ということです。

私は給付を辞退することもできましたが、「貰って活かす道」を探ることにしました。政治家の寄付は禁止されていますので、探る必要があります。私の母親ではありませんが、「飲んで貢献する」道もあるでしょうが、もっと裾野の広いものに活用したいですね。