ひろしまの森づくり県民税とは

[ 2020年2月15日(土) ]

一昨日、庄原市の令和2年度の予算概要が発表されました。
その中に、22世紀の庄原の森林(もり)づくり として2,242万円が予算化されています。

(事業名)
22世紀の庄原の森林づくり事業  7,000千円。
(事業目的)
豊富な森林資源を活かし、森林資源の好循環を構築することで人々が集い、働き、学び、遊ぶといった人の環を広げ、多様な森づくりや担い手の育成といった森林・林業・木材産業の課題解決と地域経済の活性化を図る。

(事業名)
22世紀の庄原の森林体験施設整備事業  1,5416千円
(事業目的)
比和地域の旧古頃小学校を森林に関する体験施設として整備し、体験プログラムを通じて山林や木材に親しむ機会を増やすことにより、森林への理解と関心を高め、林業を担う人材育成につながる取り組みを実施する。

この事業を森林環境譲与税により実施することとしていますが、まるで、東京都のどこかの区が行う様な計画だと私は感じています。庄原市の森林面積は104,863haで、その内、人工林は43,575ha(44%)あります。平成25年に策定した庄原市林業振興計画にはない突然に提案されたものです。

ひろしまの森づくり県民税について←クリックしてご覧ください。
どうして私が広島県のひろしまの森づくり県民税のことを書くのかご説明いたします。「22世紀の庄原の森林づくり事業」と「22世紀の庄原の森林体験施設整備事業」は、ひろしまの森づくり県民税を活用すればできる事業です。森林環境譲与税は新規に創設された税であり、既にある税で実施できる事業には原則、使えないこととなっています。

私は森林環境譲与税のことを事細かく説明するだけの力量がありませんので、資料室に林野庁でいただいた資料をアップしておきますので、この税の本来の目的を実際に読んでみて考えて欲しいのです。日本の山が悲鳴をあげていることをご理解下さい。
森林経営管理制度について

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