視察から帰ってきました

[ 2020年2月1日(土) ]

29日からの2泊3日の会派視察でしたが、今回も超内容充実となりました。29日の午後からの林野庁における、「森林経営管理制度について」の講義は、予定の2時間を30分超過する程の濃いものとなりました。

結論から言うと、これまで担当課から受けていた説明とは大きく異なり、私たちの解釈が間違っていなかったということが確認できたのです。つまり、国交省の見解と今回の林野庁の担当者の見解は一致したのです。「まあ何とかなるだろう」から、「明確化」するに完全に移行してきます。

30日の、woodinfoさんの視察は、我々の想像を超えるものでした。大手ゼネコンを早期退職されて起業された一種のベンチャーですが、木材流通のサプライチェーンを独自の哲学で作りあげられたのです。林業関係多岐にわたり意見交換させていただきましたが、良き出会いをいただきました。

最終日は、「ふるさと納税制度」について、制度設計から携わっておられる方から講義を受けました。泉佐野市問題ばかりがクローズアップされていますが、ふるさと納税制度は問題を抱えているのは事実です。しかし近年は、「クラウドファンディング型」のふるさと納税が増えてきています。

ふるさと納税の使途をできる限り明確化して、その趣旨に賛同して下さった方から寄付を募る取組です。次に、私が興味を持ったのものが、近隣の市区町村や都道府県との連携による地域の特産品開発でした。例えばですが、県北部のチーズやお酒のコラボシリーズ等は直ぐにでも実現できそうです。

山を追いかけて何年が経過したのでしょう。「そんなことになる訳ないだろう」と多くの皆さんから言われましたが、やっと、国も林業政策の転換を決意したのです。今回の視察・研修は全てリンクしています。そういう時代がやってきたのです。自画自賛ではありますが、先は明るい!