議会

[ 2010年2月27日(土) ]

いつも言われることに、「議会は何をしょうるんなら」というのがあります。一昨日、議会事務局に行こうとしていた時に知り合いの方に出会いました。「議会だよりにはええことが書いてあるね」とその方は言われたので、「文章にすれば、ええ質問になるの」と言うと、「どうして」って聞き返されたので、私の考えをお話しました。

一般市民に議会の動きが伝わるというか、情報として出すものは、「議会だより」しかありません。その議会だよりも、一般質問が主なものですから、議員活動というものは見えません。行政視察も議員活動の一環ではありますが、普段の議員活動とは異なりますから、本当に普段何をしているのかということが見えないのが実情です。

ですから、一般の方々は、議員も毎日議会に通っていると思われているのではないでしょうか。話を元に戻して、一般質問の件を話しましょう。庄原市議会はイントラネットでしか議会中継がなされていないので、自治振興センター等でしか視聴できません。ですから、殆どの人は議会というもの見ることはないのです。だから、質問書の棒読みで議論もないものでも、文章になれば立派な質問になるんですよとお話ししました。

選挙運動の一環としての質問であるとまでは言いませんでしたけどね。議会として執行者と対峙するなんてまるで考えられません。それは、前からブログにも書いていることですが、合併しても未だに地域から出た議員という意識だからです。旧庄原のことは気にもならない、ただ単に庄原の議会に来ている議員ということです。ですから、どんどん議会は弱くなっていきます。

議会を少しでもまともにする方法は、地域に出向いて行う議会報告会です。住民との直接対話で議員を鍛えて欲しい。人前でちゃんと議論できる議員がどれほどいるか皆さんの目で判断して欲しい。まともな議会にならなければ、住民の声は反映されません。