会話力不足

[ 2010年2月18日(木) ]

午前中、ある会議があり、ふとしたことから会話力についての議論になりました。現代は、電話社会であることは間違いありません。歩いていけるところに居ても、携帯電話で話す人が結構いるのではないでしょうか。これは、行き過ぎた電話社会の一面です。

実は、人と直接会って話しができない、話せない、話し方が分からない人が結構多く居るのではないでしょうか。電話なら10分でも話せるのに、対面すると、しどろもどろ。電話なら一方的会話でも成り立ちますが、対面しての会話は展開していきますから、ついていけない。あるいは、顔の表情の変化が読み取れないので、相手を怒らせてしまうことにもなったりもする。

必要最小限の会話しかしない人も多くいると思います。会話がないと、何を考えているのか分かりません。阿吽の呼吸といいますが、普段の会話があるからこそ、その人の人柄や思考を理解しているからこそ、阿吽の呼吸な訳です。分かっているかと思っていたら、何も分かっていないということが起きる事だってあります。相手が何を言っているのか理解できない人も多いのでしょう。

単語を並べているだけの会話をする若者も目に付きます。会話とはなりませんから、聞いていると、まるで意味不明です。が、当人たちには十分にコミュニケーションが取れているみたいです。そして、そのまま社会人となれば、即戦力にはなりません。問題は、話さなくても生きていける社会があることです。試しに、1日何も話さずにやってみてください。

面白いページがありました→http://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/index.htm