― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2019年2月13日(水) ]
11日に、「芸人と兵隊」という舞台演劇を楽しませてもらいました。チケットを購入した動機は単純で、柴田理恵さんと村井國夫さんが出演されるということだけでしたので、当日、観るまでは内容も知りませんでした。
柴田さんはお笑いの人という印象だったのですが、明治大学文学部演劇学科卒業だそうですので演劇が出発だったみたいで、「最近では小劇場の舞台に精力的に出演」とパンフレットにも書かれていました。村井さんはベテラン俳優さんだという認識でしたが、この二人が夫婦漫才をするのですが、息はピッタリでした。
物語は昭和16年2月より戦地(中国各地)に慰問に出発し、兵士に笑いを届けるという設定だったのですが、詳しいことは省かせていただきますが、柴田さん扮する花畑良子さんが移動中に敵の攻撃を受け亡くなります。残された村井さん演ずる相方は慰問を気丈に務め内地に帰ってくるのですが、内地の統制が厳しくなっており新たな戦争は不可避と思えました。
この「芸人と兵隊」は、決してお笑いの劇ではありません。戦争からは何も生まれないということを演劇を通して我々に訴えていたのです。正に、反戦の演劇でした。終った後の気分は重かったです。
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