「ゴーン」ショック

[ 2018年11月20日(火) ]

昨日の夕方のネットニュースに、「カルロス・ゴーン逮捕」が流れると、夜のテレビのニュース番組は「ゴーン一色」と言ってもいいくらいの扱いになっていました。そして今日のワイドショーも「ゴーン一色」でした。

それにしても、「ここまでやるか」という内容でしたが、用意周到に準備されての逮捕劇ですから、内部告発に違いないと睨んでいましたが、やはり、「司法取引」でしたね。恐らく発端は、フランス政府がルノーと日産の経営統合を言い始めたことだと私は思います。瀕死の日産を救ったのはルノーですが、今では日産が技術も販売も絶対的優位に立っています。

取締役もルノー系を増やしており、このままでは日産が飲み込まれるとの危機感があったのは事実でしょう。しかし、5年で50億からの所得隠しには、想像もできない金額ですので、「凄いのう」としか言えませんでした。更に今日は、世界4ヵ国に高級な家があり、それも日産のお金で賄われていたと報道されていましたが、数十億円とか。

カリスマ経営者とか、コストカッターと呼ばれ、世界的にも有名な経営者として名を馳せていたゴーンさんですが、「そんなにお金が欲しかったの」と聞いてみたいですね。あなたの理屈からすれば、優秀な経営者は高額な報酬を受け取るのは当たり前だそうですから、正々堂々と受け取るべきだったのではないでしょうか。