炭だし

[ 2018年10月11日(木) ]

今日は「板橋さとやま学びの森」の炭窯から炭だしでした。今回の炭焼きはメンバーのスケジュールが中々合わず、炭の材料となる木が乾燥し過ぎていたので出来が心配だったのですが、思いの外立派な炭が焼けていました。

炭窯を作る時、「大きいことは良いことだ」とばかりにかなり大型にしてしまったのです。どのくらい大きいかですが、窯の中に大人が立てれる高さで直径が3mほどあります。ですから、かなりの量の材料を入れないと満杯になりませんので、材料の準備からして結構大変なんです。また、材料もどんな木でも構わない訳ではなく、ナラ系の木材が適しています。

実はこの材料の仕込み(調整)が炭となった後の作業量を大きく左右します。試行錯誤の末、今は40㎝の長さに材料を切り揃え、太さもほぼ均一になる様に薪割り機で割り、たわぎ状にしています。こうしておくと炭窯に入れる時も楽ですし、炭をだす時も楽なんです。以前は、90㎝程度の長さの木を焼いて、炭になったら鋸で適当な長さに切っていました。

ですから、前のことを思ったら今の炭だし作業はあまり汚れなくなりました。これほどの努力をして焼いた炭ですが、近頃の薪ストーブの流行で、薪(たわぎ)にして販売した方が高く売れます。炭も今ではBBQ でしか使わなくなりましたので、ホームセンターの外国産の安物が幅を利かせています。でも、炭焼きを続けるのであった。