議会でした

[ 2018年9月25日(火) ]

今日の議会は予算決算常任委員会に付託した補正予算の委員会審査報告を委員長が議場で行い採決することがメインでした。委員会でも全ての補正予算案は賛成全員で原案可決だったのですが、本会議での採決の結果も同じく賛成全員で可決されました。

そして本会議終了後、予算決算常任委員会が開催され、付託されていた平成29年度庄原市一般会計歳入歳出等17本の決算認定について各分科会主査より報告を受け委員会採決を行いました。各分科会で3日間に亘り審査していますので、賛成全員で可決となりました。そして、28日の本会議最終日に委員長報告を行い、採決となります。

議会手続きは形式主義と言えばそうかも知れませんが、決まりですから仕方ありません。庄原市議会だけが違ったやり方を採用することは許されません。鹿児島県の阿久根市で市長が先決を乱発して議会が機能しなくなったことがありますが、議会のチェック機能は何段階もあるからこそ議決に一定の重みがあるのです。(しかし、議論の中身とは別ものですが)

議員のなり手がいないとか、定数問題が言われますが、仕組みとして議会議決を経なければ何もできないのが執行者なんです。高知県大川村は400人程の日本で一番人口の少ない村ですが、議員のなり手がいないと村の存続に関わると村長が「町村議会」設置の検討をしてことは有名です。つまり、村人が集まって開く議会を提案したのですが、総務省がストップをかけました。

総務省により、小田切徳美先生を座長に議会のあり方を検討する委員会が開かれ提言も出されましたが、頓挫しています。つまり、それほど簡単には解決できない難題だと言えます。国会では色々な委員会がありますが、この委員会の定数から逆算して議員定数を決めている節があります。地方をいじれば最終的に国会もいじる必要が出てくるので、何もしたくない国会議員です。