今度は北海道地震

[ 2018年9月6日(木) ]

北海道全域で地震が発生したという朝のニュースを聞いて愕然としました。前日までの各地の台風被害も凄かったですが、北海道全域ですから、桁違いの規模です。更に驚きは、北海道全域が停電したことです。

厚真町にある1基の大型火力発電所(165万kW)が北海道の使用電力の半分を供給していたそうです。ではなぜ、全域が停電したのかですが、電力は常に需要と供給が同量にならなければ「周波数」が安定せず、最悪の場合は大規模な停電が起きるのだそうです。つまり、大型発電所が停止したことで供給量が大きく減少し、連鎖的に他の発電所も停止させたのです。

今の世の中は、電気がなければ何も動かない仕組みになっていますから、困ります。病院や高齢者施設などでも全てが自家発電装置を備えている訳ではありません。水とガスは大丈夫でも灯りが無いと動けません。皆さんの不安を思うと、お手伝いすることはないかと思案しても、北海道は遠すぎます。

そこで、札幌で暮らす家内の姪に電話してみましたら、意外な言葉が帰って来ました。「大丈夫。ガスと水は来てるから、大鍋にカレーを作ってご飯も炊いたので、1週間程度は何とかなる。ただ、携帯の充電ができないから長話はできない。」という感じでした。彼女の暮らす地域は運が良かった所だと思いますが、家が壊れた人たちは避難所での生活になります。

どんなに科学が進歩しようと、自然に勝るものなしです!好き放題する地球人に、地主の地球が怒っているのではないでしょうか。