高校再編問題

[ 2010年1月26日(火) ]

今日の新聞に高等学校の推薦入試の状況が載っていました。現在、庄原市には4校の高等学校がありますが、県教委は高等学校の再編を進めようとしています。少子化による学生の減少を受け、待ったなしの問題ではありますが、いつまでにどうするのかということは中々言えません。

庄原格致高校・西城紫水高校・東城高校が再編対象として発表されています。学校がなくなると地域の灯が消えると言われますが、特に西城紫水高校がある西城地域の課題は多く、生徒数も一番少なく、これが解決策というものが見えてきません。かつては、商業高校として一世を風靡した時代もあり、多くの卒業生を輩出しています。

庄原実業高等学校も絶対に大丈夫ということは言えません。今後、マスマス少子化で生徒数は激減していくと予想されているのです。市内の小学校や保育所が統廃合されている現実を考えると、中学校の生徒が減り、高等学校の生徒が減ることは、至極当たり前なのですね。そして、その現実に目を背けることはできない状況になってきているのです。

人口減少社会の到来は、社会が小さくなっていくことです。各地にあった高校の分校は既に姿を消しています。生徒が存在せず、先生のみがいる学校なんて有り得ません。通学の交通手段の問題も議論されるようになると思います。生活交通とリンクしてきます。実は、教育民生常任委員会では、2月3日に県庁で県教委との意見交換会を行います。

いつも、「こうなりました」と言われる前に、「こうしましょう」という提案をしてきたいと思います。我々も試されているのです。