安部外交?

[ 2018年6月8日(金) ]

国内では相変わらず、「森友・加計問題」で前に進むことができない安倍さんですが、外交で点数を稼がなければと必死です。どれ程の信頼関係があるのか分かりませんが、トランプさんとの会談では悲壮感さえ感じられました。

何としても拉致被害者を日本に連れ戻すという姿勢を鮮明に打ち出すことで国民にアピールしたいのは理解できますが、利用しているとも取れます。米朝首脳会談が近づくにつれ、中国や韓国、ロシアなどは直接、北朝鮮を訪問して影響力を国際社会にアピールしていますが、日本だけ蚊帳の外ですので、頼みの綱はトランプ大統領のみです。

最終的に日本には高額な請求書が送られて来ることになるのでしょうが、名目は戦後賠償となるのか、経済支援となるのか、トランプさんは、「日本は財布」と言っているとの噂もあります。外交までも取引にしてしまうトランプさんですが、政権内でもそれぞれを競わす様な言動が目立ちます。本当にこれまでにはいなかった異質のアメリカ大統領です。

実は、手詰まりの安部外交というのが正解みたいです。中国は全くダメ、韓国は今回も中国ベッタリ、ロシアにはもてあそばれ、政治主導の外交とは言えぬ、民間企業頼みの日本丸としか私には思えません。「森友・加計問題」で国会審議の殆どの時間を浪費した訳ですが、現場から外国に逃げていては何も解決しません。北朝鮮showが終われば、次は何を言うのかな。