天こ盛りの研究大会

[ 2018年5月13日(日) ]

「第10回 日本自治創造学会 研究大会」に参加した訳ですが、クリックしてプログラムをご覧頂くと、サブタイトル「人口減少社会に向き合う地域社会」となっていますが、安倍政権のヨイショ講演が多く、「変だよな」って感じました。

正直、面白かったのは、菅義偉 内閣官房長官の講演でした。講演というよりは、「自慢話」だったのですが、総務大臣時代に「ふるさと納税」を導入したのは私ですに始まり、東京都と京都の迎賓館を一般公開したのも私ですという感じです。しかし、実際に苦労して導入した人のお話は説得力があり、思いを聞けたことは良かったですね。

北朝鮮問題に絡んでの日米同盟の進化についてもお話しされましたが、深いお話はありませんでした。まあ、刺激したくないということでしょうか。2日目の期待していた、「空き家対策と活用策」の講演ですが、残念ながら田舎の現場に当てはまる内容ではありませんでした。会場からの質問に、「的確な回答がない」という残念な発言もありました。

面白かったのは、パネルディスカッション「若者たちの挑戦ー人口減少社会の地域デザイン」でした。山崎亮さんというコーディネーターが4名のパネリストと自分たちがやっている取組についてディスカッションするのですが、それぞれの取り組みは非常に革新的で正に挑戦と言えるものでした。こんな若者がいることを知り、元気が湧いてきました。

近日中に報告書を書きあげますので、資料室にアップしたいと思います。