視察研修でした

[ 2018年4月13日(金) ]

昨日から今日にかけて、会派「きずな」のメンバーで、岡山県高梁市にある川上医療センターに視察研修に行っておりました。昨年11月に東京であった清渓セミナーで川上医療センターを知り、どうでも現地に行って見たくなったのです。

高梁市の宮田議員にコーディネートをお願いして実現できた視察研修だったのですが、予想をはるかに超えた川上医療センターの事業内容、事業実績でした。キーパーソンは、医療センター施設長の菅原先生なのですが、この人は凄い!元々は、川上診療所という田舎の診療所だったものを、医療・福祉サービスを中心に据えた総合施設に創り上げたのです。

今盛んに言われている、「地域包括ケアシステム」ですが、菅原先生は、20年前から「住む人が幸せに暮らせる地域を創る」をまちづくりのコンセプトに掲げ、住民の組織・仕組み、生き方、価値観等、重層的に組み合わせることで川上地域のトータルデザインを完成させたのです。今では、「川上方式」として厚労省でもモデルと評されています。

先進的取組として、人権としての緩和ケアがあり、自宅か地域での看取り実績77%という驚異的数値があります。また、高齢者住宅「絆かみかわ」という地域住民によるNPO法人が運営する国民年金だけでも利用できる施設。介護老人保健施設 ひだまり苑でのアルツハイマー型認知症への対応等、諦めない菅原医師の挑戦は続いています。

余談ですが、彼の本籍は広島県大崎上島だそうで、お父さんも医師だったそうです。