県立大学生との関わり

[ 2017年4月24日(月) ]

平成元年に、広島県立大学内に、「B.B.S.」というサークルを立ち上げました。比婆・庄原地区保護司会からの要請により、保護観察下の青少年のお兄さんお姉さんとして活動するというものです。(Big Brothers and Sisters Movement)

私の友人の親父さんが保護司をされており、「保護観察の子との会話が難しい」という様なことの相談を受けたことが事の発端でした。実は、友人の奥さんが広島市内で大学生だったころ、B.B.S.のサークルに加入していたことも親父さんを動かす大きな要因であったことは間違いありません。

先ず、市内各地から保護司さん推薦の社会人が集まり、社会人による「比婆・庄原地区B.B.S.会」を立ち上げました。そして、私が大学生を1本釣りしながら、学内サークルを組織していったのです。幸運にも大学の教授で、保護観察所に出入りしてB.B.S.活動をご存知だったT先生と知り合いになれたことで学生もドンドン集まってきました。

庄原市内で保護観察になる子はそれほど居る訳ではありませんが、保護司と連携をとりながら、一緒にキャンプをしたり、学習指導を行っていきました。そして、その頃、社会問題化してきていた「不登校児」の支援に全国で初めて手をあげたのが、県立大学内のB.B.S.だったのです。その後、全国でも、その他活動として「不登校児」の支援が本格化したことを思い出します。

今でも当時の学生たちと交流がありますが、立派な親御さんになっています。当時の活動のの延長線上に、「さくらプランニング」などが存在しているのです。こんな歴史を知っている学生は皆無ですが、未だに学生と繋がっている私です。