朗報です

[ 2007年8月17日(金) ]

岡山県高梁市にある成羽病院新築工事が事実上凍結されました。実は、県に申請していた6億1680万円の合併特例債(借金)を取り下げたのです。総額29億円で、病院の積立金が14億あるにも係らず、凍結となりました。

今年、2月26日に庄原で開催した「長隆先生 講演会」を高梁市の議員6名が聞きに来られたことが今回の凍結に繋がったと聞き、何だか嬉しくなりました。あれから彼らは長先生にコンタクトを取り、3月17日に「自治体病院のあり方を考える講演会」を開催されたのです。それから段々と世論が起き、このままでは高梁市の存亡に係るという意識にまで高まっていったようです。

高梁市は、夕張市に匹敵するほどの不良財政状態のまちです。お隣の新見市も非常に厳しい財政状況でもあります。今回の合併特例債の起債申込みの取り下げは、市の執行部が6月に内々に処理していたのだそうです。裏話を聞いて呆れたのですが、6月議会で改築設計予算の凍結修正案に賛成7人に対して反対16人ということだったのですが、既にそのときには取り下げていたというのですから。

反対した16人はどうなるのでしょうか?建てろと言ったのに、執行部が建てないという態度に変化したわけですから、さらし者の16人ですかね。冒頭にも書きましたが、14億円も病院建設基金を持っていながらも建てないという選択をし、おそらく全面リニューアルされて病院経営に精進されるのでしょうが、それほど公立病院のかじ取りは難しいわけです。

「無駄使いは一銭たりともできません」