広島県庄原市 市議会議員 はやし高正

昨日は、金光教庄原教会の大祭がありました。家内は一昨日からお手伝いに行っておりますが、男性信者が少ないので大変だったようです。私も時間が許せばお手伝いしたかったのですが、議員になってからは中々時間の自由がなくなりました。

昨日の皆さんのご挨拶は、「寒くなりましたね」でした。大霜が降りましたから、なお更です。金光教について言えば、信者さんの高齢化が進んでいます。というより、若者の信奉者が一向に増える気配がありません。ですから、超高齢化教団となっているのです。お祭りをすることが困難になってきているといってもいいでしょう。

地元のお宮のお祭りも似たような状況になっています。私の地元の王子（おうじ）神社の秋の例大祭は、１５日にあったのですが、私は大阪出張でしたので家内がお参りしました。かつては、お神輿もでていた神社だったのですが、近頃は集まって飲み食いで終わる祭りになりました。そこで２０年ほど前くらいから、神社を集会所として使い始めました。お陰で、お宮に集まることが特別のことでなくなりました。

人口減少社会に転換したのですから、集落の維持も難しくなるというか、戸数が減ってきています。多くの宗教教団も、信者の減少が加速しているようです。つまり、全てが小さくなっていく社会が到来しているということだと私は理解しています。家族構成もそうです。少子高齢化ですから、二人から三人家族で暮らしています。家が空いてきます。

不動産価格が下落しています。担保物件としての土地の価値が落ちていきます。恐らく日本経済の低迷の大きな要因は、不動産価格にあるのではないでしょうか。これからは、空いた土地に空いたビルが各地にドンドン現れるのではないでしょうか。これが、人口減少社会の目に見える現象です。全てにおいて、「寒くなりましたね」！