有意義な研修

[ 2009年11月16日(月) ]

富田林駅前で待ち合わせをして、「里山倶楽部」のフィールドに着いたのは午後1時20分頃だったと思います。バスでは山の上まで上がらないということで、歩きました。案内役の事務局の女性の趣味が山歩きですから、まあ、歩くこと歩くこと。エベレストまで行った人は違います。

ときどき写真日記に載せている写真をご覧下さい。右のお爺さんが久門さんという会の会長さんです。里山倶楽部が主に活動している山は、久門太郎兵衛さんの山です。持ち山に城跡があるくらいですから、相当に古い家柄だと思います。お家には、槍などがかけてありました。久門さんは、自然農法では全国的に有名な方だそうです。驚いたのは、一燈園の西田天香さんとお付き合いがあったと。

歴史を語れば長くなるので、置いといて、現在の活動について現地を確認しながらお話を伺いました。炭を焼く活動が最初だったのではないかと思わせていただきました。大亦(おおまた)さんというある市の職員さんと久門さんの出会いが「里山倶楽部」誕生のきっかけだったそうです。ボランティア活動に悩んでいた大亦さんに言った久門さんの言葉は、「木は切っても、また伸びる」だったそうです。

自然に教えられることの多いことに大亦さんは気づかされたのです。無理をしなかったから、これまで(20年)続いてきたのではないかとも言われました。楽しむということでもあります。現在の会員は250名から登録されていますが、およそ50名が作業に参加する人たちで、更にその中の10名が、セミプロさんだそうです。何とか1人分の生活費を稼ぎ出せる。

そのセミプロさんが、自分が好きな講座を開設して、会員を募って作業を行い、運営費として事務局に5%を支払うのだそうです。企画で勝負ということも言えます。キッズはいつも満員状態だそうです。土曜日にはアメリカインディアンの儀式の企画が行われており、全国から参加者が来られていました。自然農法のお米栽培も昨年から始まったそうです。

私たちも目指すものが見えたという感触を得ましたので、マスマス、楽しみになってきました。これからは相互に連携をとりながら、環境保全に努めていきたいと思います。とりあえず、来年の広島県森の日の記念行事の招致運動を始めたいと思います。新知事に来ていただきましょう。