― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2009年6月30日(火) ]
空梅雨で各地の市町では水不足と報じられていましたが、これで一息つけるのではないでしょうか。正に天のみぞ知る空模様ではありますが、科学万能といわれる時代にあっても、天を味方につけることはできません。
人間も大変ですが、動物や植物も試練であったと思います。私は近頃、草刈を良くするようになったので、草が伸びることを思い浮かべます。本当に直ぐに伸びてきます。土日に訪れた友人の鶏舎の周りは半端な面積ではありませんでした。ですから、連日、草と格闘しているそうです。地主も分からない耕作放棄地を、彼は無償で刈っているのです。
雨が降って喜ぶ人、困る人もいることでしょうが、今回の雨は恵みの雨と言えます。工業用水の取水制限は一般市民にはさほどの影響を与えませんが、家庭用の水まで制限がかかってくると大変です。古い水道管からは錆が出てくることもあります。更に時間給水という事態になれば、生活そのものが制約を受けます。お風呂に入れない、トイレの水が流せない。
実は、大島造船所のトマトの実証実験をしているハウスの水は上水で賄っています。昨年8月、それまでは井戸水だったのですが、水が枯れて急遽、上水を引き込みました。枯れては実験の継続もできなくなるので、地元のご理解を頂き、仮敷設として一日で水が使えるようにしていただきました。水耕栽培ですから、正に、トマトにとっては命の水でした。
災害が起きない程度に、少しずつ降って欲しいものです。
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