― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2016年8月4日(木) ]
上野村の基礎を築いたのは、10期40年間に亘り村長を務められた黒澤丈夫さんで、彼が掲げたのが「栄光ある上野村の建設」と、具体的には、健康水準の高い村、知識水準の高い村、道徳水準の高い村、経済的に豊かな村の4つの目標でした。
今、何故、上野村が注目を集めているのでしょうか。平地が殆どない(96%が森林)上野村の人口は8月1日現在1,295人 世帯数616ですが、Iターン者が実に240人で比率とすれば、18.5%となります。上野村のキャッチフレーズは、「ここは群馬の上野村」なんですが、何となく、「どうだ、上野村だぞ」って聞こえてきそうですね。
黒澤さんは、過疎を「人口急減病」と称しておられたそうですが、減る速度にブレーキをかけ続ける施策を打ってこられました。その成果が、きのこセンターの自立経営であり、林業の六次産業化によるペレット製造、バイオマス発電となって表れています。今回で2度目の訪問だったのですが、改めて上野村のポテンシャルの高さを感じました。
余談ですが、村会議員は現在8名だそうですが、トップ当選はIターンの方だったそうです。今では上野村の機能維持にはIターンの人の力は不可欠とおっしゃっていました。買い物弱者とか生活交通はどうかなどの質問が各委員から出せれていました、「何でそんことを聞くの」って感じで答えられていたのが印象的でした。だから、Iターンが来るのです。
資料室に視察報告書をアップしていますので、ご覧ください。
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