― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2016年7月21日(木) ]
今日の新聞に、「介護保険の利用を抑制」なる記事がありました。こんなことを言っても過去の話になりますが、「人に点数をつける」ことには大いに疑問を持っていましたが、やはり無理があったと言わざるを得ません。
払うなら利用しなければいけないといのは人情というか、損得勘定だろうと思います。サービスをドンドン拡充しておきながら、軽度は自己負担でお願いしますでは納得できないでしょう。それも、要支援1と2については各市町に丸投げしておきながら。結局は、消費税10%で制度設計していたことに無理があっただけの話です。
その昔、医療費を無料化して何とかつじつまを合わせてきたけど、「もう無理」ってなった構図と似ていませんか。増え続ける社会保障費の抑制を本気で考えるなら、制度そのものまで踏み込んでやらないと無理だと私は考えます。財政規律を守るという信念がないから全てが場当たり的な対応に始終するのではないでしょうか。
介護保険制度を日本より早くに導入したドイツやオランダはどうなっているのだろうか。ドイツは絶対に予算内でしかやらない国だから国民の意識が違うのだろうと思う。介護保険制度を創った堤さんの講義を聞いたことがあるけど、多分、想定外の事態なのでしょうが、平等の原則が崩れる訳だから、保険ではなくなると思います。
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