やはり問題は財政です

[ 2009年6月6日(土) ]

三次市にお邪魔して下水道事業関係のお話しを聞かせていただきました。三次市は合併前から各町が下水道事業をかなり実施されており、旧三次市の公共下水道事業が一番遅れているという現状だそうです。

三和町と三良坂は、本年度でほぼ100%になるというお話しには、驚きました。それに甲奴、吉舎が続いています。三次市では3月の国からの緊急経済云々の補助金による補正で、4本の下水道事業を組み込んだそうです。市長の生活関連関係に予算を重点的に配分するという方針からだそうです。

三次市も財政が厳しいということは言われましたが、ドンドン補助金は来ているということでした。つまり、辺地債や過疎債で賄っているというのが現実ですが、起債できることが当たり前ということは、財政がしっかりしているという証拠です。三次市の庁舎も非常に老朽化しており、分庁もありますが、新庁舎建設という話はまるでありません。修繕しながら使うという基本姿勢みたいです。

無駄遣いという事業もしているように見えるのですが、(一例として、新球場の建設や豪勢な美術館など)生活道の整備や下水道整備なども積極的に行っており、不満を薄めているように私には見えます。生活に直結した事業でないと、住民の満足度は低くなります。今は、いかにして景気を浮揚するかということにつきます。三次市の不景気感は、庄原の比ではありません。

私は今まで、財政の中身についてはあまり理解していなかったというのが正直なところですが、これからは中身を本気で勉強開始です。7月には健全化法の勉強に行ってくるつもりです。学生時代にもう少し勉強していれば、人生、変わっていたかもしれませんね。