― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2015年4月17日(金) ]
島根県海士町のキャッチは、『ないものはない』である。最初にこのキャッチを見たときは、何だこれって思いました。白い紙に黒い字で書かれたものでした。
海士のフェリー乗り場に、これでもかって言うほど掲示されていましたが、誰が思いついたのでしょう。町長かなと考えましたが、違うと直ぐに直感しました。山内町長なら、ないという否定形は好きではないはずだと思ったのです。無いという言葉は嫌という程言ったはずですから。限界集落とよばれても、無いは、言いたくない言葉だと思います。
今日は神石高原町に来ています。ドイツに一緒に行った地域おこし協力隊員が町長にプレゼンするサポート役として。プレゼンそのものは上手くいったと思いますが、その後の提案がイマイチだったと感じましたので私がでしゃばりました。神石に『ないものはない』との思いからです。牧野町長の、地域創生の計画にあげようという一言で会は終わりました。
最初は自虐的なキャッチだと思っていたけど、全く違っていました。頑張ろうのキャッチだったと今日改めて気づきました。回れ右したら、一番だったと気づく人と、そうでない人の差は、感じる力です。貧乏は鍛えてくれます。『ないものはない』、好きになりました。
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