― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2015年1月30日(金) ]
ときどき写真日記にアップしている移動式チップ工場をご覧ください。ドイツやスイス、オーストリアなどでは、大型トラックの上にユニックとチッパーを積み込んだ、正に移動式チップ工場が山の中で稼働しています。
日本では、山の木を伐りだしてトラックでチップ工場に運び、そこでチップに加工して、大型トラックでチップを必要とする場所まで運ぶのが当たり前と思っていましたが、ドイツでは山の現場でチップにするというリポートを読み、現地の方に無理を言って山まで連れて行ってもらいました。
スイスに近い現場に到着すると、大きな鉄の塊の様な機械が動いているではありませんか。直径80センチまでの木なら難なくチップにしてしまうというお化けの様なマシンです。コンテナにチップを満載すると直ぐに配達先にゴーです。配達先は大抵、熱供給会社のチップボイラー用のサイロです。
含水率55%までなら燃焼するボイラーが殆どですが、チップの乾燥装置がユニークでした(これは企業秘密)。ですから、山から含水率の高いチップが配達されてきても問題ない訳で、システム化されているのです。これらは、全て「合理的」大好きのドイツ人ならではという感じを受けました。ちなみにこのマシンは、約1億円だそうですが、安い!
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