清渓セミナー

[ 2008年11月21日(金) ]

「第13回清渓セミナー」が18日から二泊三日の日程で、東京の日本青年館で行われましたので、溝口さん、田中さん、横山さん、三次のS君と私の5名で参加しました。

一度書いて消えたので、気力がわきにくいのですが何とかまとめてみましょう。

講座1は、鼎談「農山村自治体の挑戦」で、ジャーナリストの大江正章さん、京都府綾部市の市長である四方八洲男さん、高知県馬路村村長の上冶堂司さんの3名がお話しになりました。限界集落と呼ばれる地域でもやり方次第では、きらりと光るものが作れるという事例や、知恵を出せば水源の里になることもできるということを聞かせて頂きました。

要は、「人」ということに尽きます。やる気があるのか無いのか、行動できるのか、できないのかです。
そして、お二人ともまちの広告塔であるという事実です。トップセールスマンでもあります。

二日目の講座2は、「地域医療の崩壊と再生」というお話を、全国公立病院連盟会長・赤穂市民病院院長の邉見公雄さんがして下さいました。公立病院を続けていくには、あらゆる方法や手段を講じておられる事例を紹介されました。病院がコンサート会場になったり、絵や書や写真の展示場になったり、ダンスの会場になったりと、なんでもかんでも有りには驚きました。要は、やる気ですね。

講座3は、「議会改革に取り組む」ということで、コーディネーターは有名な穂坂邦夫さん、報告者は、北海道栗山の橋場議長、福島矢祭町前町長の根本さん、三重県議会議長の萩野さんです。根本さんのこの発言、「議員はいらんと執行者は思っている」という爆弾が落とされました。憤慨した2名の議員が席をけって出ていかれましたが、「ここまで言うか」と発言はエスカレートです。

まあ、打ち合わせができていなかったというのが本当のところで、調整のしようがなかったのでしょう。
途中で、帰りの汽車の時間が云々ということで、根本さんは帰られました。「これ以上ここにいたら、殴られるかもしれない」ということを言われながら・・・でも、根性はぴか一ですが、協調性も必要ですよね。

肝心な話は、議員の資質に問題ありということでした。あまりにも勉強しない議員が多すぎると。

そして二日目最後は、講座4として、TVタックルで有名な福岡政行さんの「この国の行方」を聞かせていただきました。何もせずにすべて聞くだけの講座と思われたら困りますので、ここで説明しておきますが、質問用紙に質問を書いて出して回答する時間、手を上げて質問する時間が設けてあり、各講座30分程度は、参加者とキャッチボールをしました。

福岡さんのお話は、オフレコという条件でしたので書けません。政界裏話ということにしておきましょう。そして、最終日の20日は、財団法人日本総合研究所理事長の野田一夫さんの「志を高く掲げて」という講演を聞かせていただきました。彼は松下幸之助さんや本田宗一郎さんと親しかった、現在81歳ではありますが、非常に元気で、今でも現役バリバリのお方です。若干、精神訓話というか、根性を注入していただきました。

それぞれの詳細なものは、参加した人を捕まえて聞きだしてみてください。