― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2014年2月1日(土) ]
昨日は、鳥取県智頭町に教育民生常任委員会として行政視察に伺いました。森のようちえん「まるたんぼう」の視察がメインだったのですが、運良く、町長のお話を聞くことができましたので、何となく得をした気分になりました。
森のようちえんは、寺谷町長の理解があってこそ実現できたと聞いていたので、視察依頼時、町長のお話を聞かせていただきたいと伝えてありました。しかし、お忙しい町長なので、「可能かどうかは分かりません」という回答でしたが、何とか遣り繰りしてくださり30分ほどお話下さいました。私は初めて町長のお話を聞かせていただいたのですが、「やはり」と納得できました。
森のようちえんは、智頭に東京からやって来た一人のお母さんの一言、「こんな自然の中で子育てできる幸せは最高」が発端だったのだそうです。そして、そのお母さんは、智頭の人たちが気にも留めていなかった野山をフィールドにして実際に子育てを始められ、その様子をテレビ局が2年間追いかけて放映した結果、大変な反響が起こったそうです。森のようちえんに子供を入れるために転入する親御さんが現れてきたのです。
中には80キロも離れたところから通っている子供さんもいます。どうしてそんなことになったのでしょう。基本的に園舎はなく、野山の中で徹底的に遊ぶことで体を鍛え、健康な心も育むことできています。色違い部分にHPを貼り付けていますので、じっくり読んでみて下さい。保育方針の1番目には、自然の中でのびのびと→『智頭の町がそっくりそのまま園舎です』と書かれており、自主的な「お散歩」が基本で、プログラムは最小限には、うなりました。
町長は冒頭、「本物を追っかけている」と言われました。もう一度教育とは何か?子供が教育を変えていくのではとおっしゃいました。県も動き始め、文科省も興味を示しているそうです。
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