― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2014年1月15日(水) ]
レッテンバッハ村の村長の講演を聞いて感じたことを今日は書いてみたいと思います。私はこの講演会を誰が仕掛けたのか知らずに実は出掛けました。講演の前や途中で姿を現す「丹羽健司」なる人物がどうも仕掛け人であることに気がついたのは、かなり時間が経ってからでした。
彼は現在、NPO法人地域再生機構で木の駅アドバイザーをされている元農水省の役人さんだった人です。一緒に行った人たちと丹羽さんはお知り合いだったようですが、彼等も彼が仕掛け人とは知らなかったみたいです。全国6ヵ所で講演会を開催されるのですが、各地で実行委員会形式をとられており丹羽さんが前面に出ておられないので、本当の主催者が分からなかったのです。
そんな裏話は置いといて、村長のお話ですが、実に明快な方でした。隣の村と合併したが何も良いことがないので州の法律を変えて合併を解消したというくだりでは、「そんなことができるの」って皆さん驚かれていました。第一、そんなことを思いつくこと自体が想像を超えています。でも、村長にはどうにも我慢できないことだったようです。ということで、合併を解消してレッテンバッハ村は独自路線を歩み始めたのです。
自分たちで出来ることは自分たちで行うが原則だそうです。学校もスーパーマーケットなども全て自分たちで建築したそうです。その屋根に載っているソラーパネルも全て自分たちで工事を行うという徹底ぶりです。村長はメインは農業だと言われました。政治家は4年とか5年スパンで物事を考えるが、自分は100年単位で将来を考えるともおっしゃっていました。
木の駅構想も、実は100年単位でのお話なんですね。持続可能な村づくりという考え方は、ドイツでも日本でも同じだということです。それを実践されているフィッシャー村長のお話を直接聞くことで、やれば出来るということが理解できます。もっと書きたいけど、まとまらないな・・・消化不良かな。
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