― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2013年10月27日(日) ]
備北地区消防組合では、年に一度、職員の消防技術大会を開催しています。馬洗川の河川敷で行われるのですが、本番さながらのポンプ車応用実戦操法を各消防署や出張所の隊員が競います。
私もかつて消防団に入っていましたので、火災現場に行って消火活動を行ったこともあります。庄原市役所前付近の大火災の時には、必死で消火したことを今でも鮮明に覚えています。水源の確保がままならず、可搬ポンプを提げて右往左往しながら、井戸の水や鯉が泳ぐ池の水までも使いました。鎮火したころにやっと上野池の水が水路を流れてきましたね。
消火活動をしている時、消防署の人から、「あなたの側の壁の中は燃えていますから、避難して下さい」と言われました。私は初めての消火現場だったので舞い上がっていたのかも知れませんが、家の中まで踏み込んで行っていたのです。その時の冷静な言葉がなかったら、少し怖いことが起きていたかも知れません。
明日は隊員同士の指さし確認や命令に対する復唱などの基本動作が展開されることでしょう。チームとして活動する消防ですので、自分勝手は許されません。普段の体調管理も必要ですし、消防技術の練磨等、絶えず本番の実戦意識だと思います。隊員の皆さん、明日は日頃の成果をいかんなく発揮して下さい。
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