― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2013年7月4日(木) ]
全く知らなかった。友人の奥さんが亡くなられました。いつも陽気で、人を笑わすことが大好きな友人だが、今日は悲しみを堪えている姿が痛々しかった。2年前に癌が見つかり治療されていたそうだが・・・・・
友人は学生時代に落研に所属していたくらいですから、何でもお笑いにしてしまうような性格ですが、今日は本当の彼の姿を見たように思います。葬儀の最後の喪主挨拶で、「優しい言葉をかけてやることもなく、怒ってばかりの私でした。ですから、最期だけは自分で看取ってやろうと決めていました。会社や家のことは社員さんや家族に任せて、病院に寝泊まりしました。看護師さんに、『おじさん、定年退職してるんだね』って言われました。本当に、社員さんや家族、ご近所の人たちのお蔭で付き添ってやることができました」という趣旨のお話をされました。
葬儀の喪主挨拶でこれほど長いのは実は初めてでした。奥さんがこれまでしてきたことをすべて話したかったのではないでしょうか。家族も全員が前に並んでおられました。本当に素敵な奥さんだったに違いありません。ここ2年程、奥さんが写真を撮ることを嫌がられたそうです。笑顔ができないと。しかし、式場の入り口には多くの家族の写真や夫婦の写真が飾られていました。
元気な家族だった思い出だけを持って天国に旅立たれたのかも知れません。今年になってからは言葉もままならない状態だったそうですが、死に顔を見たら、本当に安らかな顔になっていたと言われていました。57歳でした。
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