― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2012年4月30日(月) ]
今日は母の姉を広島市内に訪ねておりました。つまり私には伯母にあたるのですが、先月から特別養護老人ホームに入所しましたので、姉夫婦も伯母の顔を見に行くということになり、急遽、家族揃って訪問することになった次第です。
伯母は満92歳になるのですが、息子夫婦は勤めがありますから日中は一人となります。週の殆どをデイ・サービスに行っていたのですが、自力での歩行も難しくなり、若干の認知症の症状もあったりで、家族で相談の結果、入所することを決断しました。私の母も満89歳ですが、「会いたい」と言いますので、体には負担がかかりますが連れて行きました。
施設は新築されたばかりで、伯母は個室に入っていました。伯母の娘夫婦とも現地で会う約束をしていましたので、総勢7名が大挙して押しかけました。丁度、お風呂からあがったばかりでベッドで休んでいましたが、全員の名前を呼んで、良く来てくれたと喜んでくれました。街の中で暮らしていたのですが、山に囲まれた施設で、生まれ育った環境と近いせいか気分が落ち着くみたいです。
「お茶を出してあげたいのだが、出せなくて申し訳ない」という伯母の言葉に涙が出そうになりました。伯母夫婦は原爆にあい、庄原に来て治療を受けました。そして、体内被曝だった娘は庄原で生まれ育ったのです。今日来た娘がその人で、今でも私の母をお姉ちゃんと呼んでいます。
私もそれなりに年を拾ったと実感した今日一日でした。
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