ケミカルに化かされる

[ 2012年1月18日(水) ]

狸の葉っぱではありませんが、騙されたほうが悪いのか騙したほうが悪いのかという論法にはなりませんが、ケミカルに見事に化かされたのは事実です。

詳しくは今朝の中国新聞の記事をご覧頂きたいのですが(資料室にも記事のコピーをアップしておきます)、騙しのテクニックが明らかにされました。細部は警察の捜査を待たないと分かりませんが、ハッキリ言って「ズサン」な検査が可能にした詐欺行為です。

私は「性善説」の立場で物事を見るタイプですが、フィルターは備えています。中国四国農政局と庄原市の検査体制が完全に機能していなかったといわれても仕方ない結果となりました。上司の管理責任も問われます。「大丈夫だろう」は、大丈夫ではないのです。

5億とか7億とかの見積書を何の疑いも持たず、専門家にも相談もせず、通すやり方に問題がないというのですから、まるで、集団催眠にでもかかったのでしょう。私は今回の事件だけでは済まない予感がしています。全てにおいて同様の手口で化かしているのではと。

昨日の議員全員協議会は市長が欠席されましたが、良識ある判断といえるのでしょうか。