― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2011年11月10日(木) ]
今回の視察でつくづく感じたことは、何事も「人」であるということです。ときどき写真日記に載せている「楽園住宅」ですが、正に金子社長の執念により傑作(楽園)住宅となったものです。
「快適に暮らしてエコ」と書かれていますが、このエコが曲者です。夏涼しく冬暖かい住宅を作るというコンセプトで、かつ、エコロジーでなければならないのですから、もう大変です。冷暖房はエアコン1台で賄うというのですが、大型エアコンではありません。どちらかというと、8畳タイプくらいのエアコンでした。
実際に住まわれている家に入ってビックリ!昨日朝の外気温は11度くらいかなと思いましたが、暑いと感じるではありませんか。当面の課題は、夏場の室内の暑さをどうやって克服するかだと聞いて、変に「納得」しました。ただ単に断熱材の魔法瓶状態の家でもないんです。苦節18年の金子社長の知恵が詰っています。
そもそも、工務店に材料を卸す会社を経営されていたのです(今も)。ハウスメーカーに在来工法の家が侵食されてきて、材が売れなくなってきました。逆転の発想といいますが、柱を売るために家の構造研究を始めたのです。壁には土壁ですよ!冬は熱を溜めることができ、夏は断熱となります。その他、企業秘密たっぷり。
工務店の技術者を養成するために、研修施設まで作ってしまった人です。視察に行った議員一同、あいた口が塞がらぬ状態となりました。凄い行動力の人です。暫く、彼を追っかけてみたいですね。
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