― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2007年11月20日(火) ]
新聞などの報道で良く使われる言葉に、「格差社会」があります。格差社会って、ピンときますか、みなさんは。私は今の日本で格差社会を実感することって、非常に少ないと思うのですが、おかしいですかね。
先月行っていた中国では、もろに格差社会ということを目にすることがあります。それは、貧富の差ということです。あるものは高級車に運転手付で乗り、高級レストランで食事をして、メイドがいる暮らし。家にはトイレもなく、台所もなく、道端で歯磨きをし、公衆トイレに行き用を足す人たち。でも、これは食べていける人たちです。
でも、彼らは格差社会とはいいませんし、そんな言葉も知りません。ところが、日本は過去に経験したことのないほどの成熟社会になってきており、誰もが中産階級意識をこの前まで持っていたではありませんか。だが、何故今、格差社会という言葉が流行り言葉のように使われて始めたのでしょうか。これほど社会保障制度が完備した国は世界的にも稀ですよ。
高校を卒業する子供が全員、大学に入れる国ってありますか。平均寿命が世界一になっている女性が、格差社会って言っていますか。どうも、国の政治化が自分達の都合で「格差社会」を演出しているのではありませんか。都市対地方という構図を、無策を隠すために、格差という言葉でごまかしているのです。格差ではなく、無策です。格差を使えば、とりあえず、自分の責任は回避できるからです。
凄く乱暴なことを書かせてもらいます。穂坂先生も本に書かれていますが、誰もが東京に難民の如く流入していきましょう。このくらいしないと、政府は本気で対策などうちません。
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