― はやし高正が日々の気になる出来事に関することを書いています
議員定数について[ 2025年12月3日(水) ]
衆議院議員定数削減の話題が連日報道されていますが、確かに皆さんが言われる通り削減数の根拠はありません。法案では、現在の定数465人の1割を目標とし、420人を超えない範囲とすることから、45人になるとか。
では実際にどうなるのかは、「これから」となります。衆議院が解散せずに任期満了(令和10年10月)に伴う衆議院選を念頭においているそうですが、自民と維新は結論がでなければ自動的に定数が削減される「プログラム法案」の成立を目指しているのだそうです。過半数を確保すると強気になりますね。
国会の話はこの程度にして、過去3度、定数減を議論して実際に減員した庄原市議会のお話をさせていただくと、平成17年は合併特例で33人の議員でスタートしましたが、合併前は総数が82人だったのです。平成19年、合併前のみなし定数26人を社会情勢を考慮し25人に条例改正しました。
2度目は平成24年、私が議会改革特別委員会委員長として、25人を20人、政務活動費月額3万円を導入しました。3度目は令和7年、私が議員定数及び議員報酬調査特別委員会の委員(議長)として、20人を19人、議員報酬を月額2.5万円増額としました。私が独りでした訳ではなく、最終的には本会議で条例改正を可決しています。
委員会では侃侃諤諤の議論を重ねたことは事実ですが、議員定数、議員報酬、政務活動費は市民の関心が高いのも事実ですが、算定根拠が無いのも事実です。ですから、近隣の市町を参考にするから、似たり寄ったりとなります。議員を辞めたから大きな声で言えますが、問題は「議員の資質」にありです。
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