データは正直

[ 2010年9月27日(月) ]

明日の一般質問のために人口推移のデータを色々な角度から分析してみました。人口増加率をはじき出すと、「やはりね」というものが表れました。感覚的には分かっていても数字になると、怖いものがあります。

2010年と2005年の人口増加率が-14.7%のまちがあります。単年度の増加率も平均-3%からですから深刻です。現在のそのまちの人口は、1710人ですから単純計算すると10年後は1200人程度と予測されます。2005年は2016人だったのですから、15年で4割強が減るという予測です。庄原市全体の平均増加率は5年間-7.39%で、3263人減少しています。

ちなみにお隣の三次市は、合併が1年早かったので平均という意味で2004年と比較してみました。6年間の平均増加率は、-5.65%の3455人減少となっています。三次市の平均減少人数は576人であり、庄原市は653人となっています。三次市の今年3月末の人口は、57709人です。庄原市の今年3月末の人口は、40888人です。このままでは、再来年の庄原市の人口は3万人台となるでしょう。

データはある意味非情です。庄原市の出生数についてみると、平成21年度は266人生れています。では、死亡者数はというと、666人が亡くなっています。-400人となります。転入と転出を比較すると、平成21年度で転入が902人で転出が1104人ですから、-202人ですね。現在、国勢調査が行われていますので、正確な人口動態が判明すると思いますが、大きく変わるものではありません。

湯崎広島県知事は議員研修会でこう述べられました。広島県の人口は25年間で15%減少するが、その地域は県北部などの中山間地域であると。その数は、50万人程度と予想されているとのことでした。現実に目を背けることなく、現状を把握して分析して、対策を考えて実行に移すべきです。黙って何もせずにいると、確実に消滅します。