要望活動

[ 2024年10月3日(木) ]

月曜日は全国市議会議長会に対する要望の取り纏め(中国新聞に記事掲載)でした。昨年は庄原市提案の森林環境譲与税の配分割合を森林面積にウエィトを置くべしという提案でしたが、全国でも採択され国会で審議されました。その結果、少しだけ配分割合が変わりました。代表提案が庄原市というだけですが、やればできるです。

火曜日は広島県の新年度予算獲得に向けての庄原市の要望活動でしたので、市長以下総動員体制で各部局を回り、湯崎知事には県議、市長、副市長、私(議長)、各部長等が数の力で迫りました。「やりましょう」という即答はありませんでしたが、担当部局に指示は出されましたので期待しています。

昨日は世羅町が要望活動の幹事ということで、フライトロード等の要望を県と国に行いました。要望団体は、三次市、府中市、三原市、神石高原町、島根県飯南町の首長等や幹部職員、議会議長たちでした。喩えは悪いですが、金魚の糞状態でぞろぞろと移動しては要望するという繰り返しでした。

これが今の日本の陳情行政そのものです。この仕組みを変えようとすれば官僚組織(機構)に手を突っ込まないと無理です。政治主導という言葉はありますが、総理大臣や各担当大臣の発言であれば聞くかも知れません、地方の要望書が上がった程度では、良くて、「聞き置く」でしょうね。

私たちが移動することによってそれぞれの担当職員が動く必要があります。要望する側の職員、受ける側の職員、それまでの調整に携わる職員と、本当に相当な職員が動いています。ましてや、複数の市町が関係する要望活動であれば、その調整作業は本当に大変だろうと思います。これがデジタル時代のアナログ要望活動の実態です。

役所ではDX、DXと流行り言葉の様に言われていますが、DX時代になっても廃れないアナログでしょう。