― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2023年1月30日(月) ]
事情からお話しないといけないので、少し長くなりますが書かせていただきます。知人の年老いた両親は庄原市の山の中でひっそりと暮らしています。若い頃は地域のお年寄りたちの世話を一手に引き受けていましたが、今では一番の高齢者となり、三次に住む知人が時々帰っては買い物等で生活を支えています。
「聞いて下さいよ。封を切らない封筒があるので開封すると、なみかカードがどうのこうのと書いてあるから、カードを紛失しており手続きの仕方を商工観光課に電話して聞いたら云々」と言い始めました。カードの再発行についてやり取りした内容を話すのですが、問題は、封筒を開封もせずにいる高齢者は蚊帳の外かというお話です。
高齢者だけでなく、若い人でも忘れることだってあるから、これって公平じゃないと。ましてや、この地域には買い物ができるお店がないのだし、親は免許返納しなさいと言われるから返納したから、どこにも行けない。ましてや、タクシーの移動なんて地域にはタクシー会社はない。これって息子の責任ですかね?って言われてしまいました。
どうして口座に振り込む様にしないのですか?カードで支援にならない人たちに対する支援はどうするのですか?知人が言うことは至極真っ当なことであり、「頭に来て議員さんに相談したのだから、何とかしなさい」と言うのだが、不平等があってはならないので、救済策は考えなければなりません。最初の制度設計に無理があったとしか言えません。
それから、親の介護についても意見交換したのですが、今の仕事を辞め、三次を引き払って庄原に帰ることはできないから悩んでいるとも言われました。両親も山の中で何も無くても、慣れ親しんだところだから離れることは考えていないそうです。こんなご家庭が結構あるのではないでしょうか。セイフティーネットって言葉だけでは駄目です。
庄原市キャッシュレス決済推進事業 「な・み・か」「ほ・ろ・か」カードプレミアムポイント付与事業の実施について←クリックすると内容が見れます。
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