ウクライナ情勢

[ 2022年2月7日(月) ]

昨日のNHK「日曜討論」を観ましたが、専門家の先生たちの意見を総合すると、「戦争は起きないだろう」でした。その理由はそれぞれの先生がこれまで分析してきたものですが、ロシアの脅しを真剣に捉えていなかった自由主義社会の国々という感じかな。

ある先生が、マスコミ報道に踊らされている側面があるとおっしゃっていましたが、まるで戦争が始まるが如くの報道は如何なものかと思います。ただ、ウクライナがNATO加盟となれば緩衝帯がなくなりモスクワにミサイルが飛んでくる確率は高くなるのは事実であり、ロシアが本気で脅してくることも理解できます。

ウクライナに2019年のコロナが発生するまで駐在していた元外交官の分析は、ソ連邦崩壊後、自由にEU諸国に出入りしてきたウクライナの国民が仮にロシア語を操っていても、後戻りはできないというものでした。クリミア半島の併合とは明らかに違うということです。そして、大前研一氏の分析にもありましたが、東部の親ロシアの2つの国はロシアは欲しくないみたいです。

詳しくはプレジデント2.4号をお読みください。日曜討論には元アメリカ大使の方もいらっしゃいましたが、アメリカ目線の解釈であったと思います。中国と台湾の関係も厳しさを増してきていますが、韓国も日本も他人事ではありません。皆さん、戦争は人殺だということを忘れてはいけません。殺人です。それも大量殺人です。