高齢化の先は?

[ 2016年9月19日(月) ]

今朝の新聞に65歳以上の高齢者の総人口に占める割合が27.3%になったという記事がありましたが、先進国中で最も高い割合だそうです。そして、65歳以上を高齢者とする定義そのものを見直す必要があるという記事もありました。

敬老の日ですから、高齢者に関する記事が多かったのかも知れませんが、ネットの利用実態調査の記事もありました。若い年代に比べて65歳以上のネット利用者が多いのだそうです。1番利用が多いのがパック旅行で、次いで食品購入とか。要因として、スマホの普及が考えられると書かれていましたが、パソコンやネットが苦にならない人が増えていると私は思います。

昨日の高梁市の宮田さんの出陣式での挨拶に、「選挙に行こうと思っても行けない高齢者の方々が多くなった」という中山間地域の現状を語る場面がありましたが、選挙制度も高齢化社会に合わせた改正が必要ではないでしょうか。いつまでもポスターを誰も見ない掲示板に貼る行為はいかがなものでしょう。街宣車もどうなんでしょうかね。

これまで経験したことのない超高齢化社会の到来に対して、1億総活躍社会なんて訳の分からないことを言うのではなく、現実的な高齢化社会への制度設計を急ぐべきと私は考えます。誰がこの国を支えてくれるのかという問題から目を背けてはいけません。元気な高齢者が活躍している今ならできると思います。