命(いのち)

[ 2018年8月1日(水) ]

お隣の親父さんが81歳で旅立たれました。私が子供の頃から大変お世話になっていた親父さんで、若い頃は野球が抜群に上手なホームランバッターでした。聞けば、有名大学から勧誘があったそうですが、農家の長男だからと諦めたそうです。

確かに当時は、農業で生計が立てられていたのだそうですが、程なく、山仕事や出稼ぎに行く様になったそうです。「農業で飯が食えると言われて農業を継いだが、嘘だった」と溝堀などの共同作業の時に言ってたのを思い出します。丁度、日本の高度経済成長時代を生き抜かれた世代だと言えますが、時代に翻弄された世代とも言えます。

冒頭にも書きましたが、兎に角、野球は上手でした。お姉さんも実業団でソフトボールをされていた程ですが、ご両親は何の運動もされたことはないそうです。どのくらい前だったでしょうか、2型糖尿病になった頃から少しづつ体調を崩されていき、低血糖で緊急入院も何度かされました。好きだったお酒も止めて療養されていたのですが・・・

「高正、飲み過ぎるなよ」と言われていた私ですが、応えます。ついこの前病院で、「頑張ろうね」と言うと、笑顔で返してくれただけに残念でなりませんが、大好きだったカープの快進撃が続いていますので、きっと天国で声援を送っていることと思います。ご冥福をお祈りいたします。