明と暗

[ 2009年9月17日(木) ]

今日は午前10時から、尾道市長の平谷佑宏さんと会談することができました。私の友人が尾道市の教育委員をしているので、彼にお願いして実現できたものです。お約束の1時間はあっという間に過ぎてしまうくらいに語り合いました。(少しオーバーしたくらいです)

私は彼が教育長から市長に転進され、どういう尾道を作ろうと考えれておられるのかということと、得意の教育分野でのお考えを聞きたかったのです。平谷さんのプロフィール等はネットで確認して行ったのですが、想像よりも行動的な市長さんでした。彼のこれまでの教育に関する仕事は、指示をだして実行させることだったのだそうです。正に、トップダウンで全てをやっていたと言われました。

しかし、市長になってみると、組織も分からないので(謙遜して)、待つことを覚えたそうです。市長部局が全てに指示をだすと、職員が育たないし、良い発想もでないと考えたそうです。そうはいいながら肝心なことは、市長の判断で実行するとも。本年度予算の30億削減は、市長判断であり、「質素倹約」がモットーだそうです。中元や歳暮も一切ないので、職員も楽だろうとおっしゃっていました。全くクリーンな市政をやっているので、私も楽だとも。

午後2時半からの調査特別委員会があるので、とんぼ返りで庄原に。委員会の冒頭、「本日付で、土居健太を懲戒解雇としました」との市長発言がありましたが、想定内であり、誰一人驚きませんでした。まあ、昨日の公判を傍聴した感想からすれば、明日にでも発表かなと思っていたからです。私が副委員長として、傍聴した内容をかいつまんで発表したところ、垣内委員が、「今の発表は議事録に残るが、正式な報告なのか」と議長に抗議されました。

委員長は、自分の判断で副委員長に行ってもらい発表してもらったので、議事録に残すと宣言されました。そのことは、別として、どうして今回の事件が起きたのか、その解明はすべきであり、徹底的に調査することを私は望みます。福山委員より、「土居健太の家族の話を聞き、参考としたい」との提案がり、4対3で、出来ないかも知れないが、お願いしてみるということになりました。既に終わった事件だから必要ないという委員の意見がありましたが、根本解決のためには可能な限りの情報を取るべきと私は思います。

明と暗というタイトルにしましたが、これは私の気持ちをそう表現したものです。楽しい会話は喜びですが、不正調査は、気持ちが重いですね。