― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2016年9月14日(水) ]
限られた予算で物事をしようとすれば、あれもこれもではなく、あれとこれにという集中した取り組みでないと予算は活かされない。ところが、役所の場合は、住民福祉の向上という錦の御旗を掲げればドラえもんのポケット状態となる。
民間の会社であれば、本当に限られた予算で事業を行うので、成果がでないと赤字になることが往々にしてある。私の会社も未だに借金を抱えているのだが、過去の事業の失敗によるものです。ところが、役所は、「やってみましたが、ダメでした」って言える体質なんですね。過去の議員経験で、「個人的な赤字補填」は、一度も聞いたことがありません。
失業保険をかけていない公務員は、失業しないことになっています。私は公務員はダメだと言っているのではなく、何をしても大丈夫なんですから、ドンドン自分のしたい仕事をやって欲しいのです。元羽咋市職員の高野誠鮮さんは、NASAから宇宙船をただで借りてきて、農水省の補助金を貰って宇宙船の博物館を作りましたが、当時の役職は、平職員だったと思います。
今、マスコミを賑わせている富山市ですが、会派視察で交通体系などの視察に行ったときに感じたのは、職員の提案力の素晴らしさと実行力でした。議会は議決だけすればよい訳ですから、世間に赤っ恥をさらすこととなります。厳密には、首長の方針が定まっており、職員はその方針に沿った肉付けをすることとなります。
「やりたい放題」の二面性です。
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