芸備線

[ 2016年5月10日(火) ]

三江線を廃止するとJR西日本が沿線自治体に説明を始めると、当然ながら、「廃止反対」の大合唱となっています。そして、我がまち庄原市では、芸備線を守ろうという運動が西城の人たちを中心に始まりました。

備後落合-東城間は何と日本一乗客数が少なく、1日平均8名で、ワースト3の三江線を抜いてワースト1だそうです。そして、三次-備後落合間はワースト4だそうです。この数字を見れば、存続は赤信号まっしぐらという感じです。私が高校生の頃、今から40数年前の話ですが、私は毎日、庄原駅から八次駅まで芸備線を利用していました。

当時、朝は、三次高校、三次工業高校、日彰館高校へ通う学生が多く乗車しており、座れず立っている学生もいました。何両編成だったかは覚えていませんが、蒸気機関車が引いていました。帰りの汽車はディーゼルだった様な気がしますが、何カ所かの駅で列車入れ違いのために相当の時間停車していたので、駅から出てパン等を買って食べていた記憶があります。

以前のブログにも書いていますが、広島駅-比婆山駅間の往復チケット5名で購入すると、1人1000円。駅前には町内循環+JR利用者限定、熊野神社往復無料バスが待機。熊野神社を起点に、いざなみ街道サイクリング、トレッキング、遊覧馬車などで、各地に移動。各地には町内の生活交通バス(無料)が待機しており、最寄りのJR駅や宿泊施設にお届け。これが、DMOの手法です。

財源は、熊野神社の拝観料、比婆山への入山料、温泉の入湯税、ホテル税等が考えられます。先ずは、熊野神社という宝を磨きましょう。