群馬県上野村

[ 2016年3月24日(木) ]

強行スケジュールで群馬県上野村にペレット製造に関する視察に行ってきました。村の約96%が森林という平地が殆どない急峻な山岳地帯で、人口は1300人で、約2割がIターンだそうです。そんな上野村に全国から視察が相次いでいます。

今回の視察を決めた大きな理由は、ドイツのブルクハルト社製のペレットガス化発電装置を日本で初めて導入し稼働させていることと、そのペレッはを自分たちで製造しているという驚きからです。つまり、上野村のペレットは、ブルクハルト社の基準を満たしていないのですが、改良を重ねながら日本仕様となりつつあるのだそうです。これって、凄いことなんですよ!

発電装置は、60名からの人が働いている「上野村きのこセンター」にあり、正常に稼働していました。しかし、担当者からお話を伺ったのですが、相当な試行錯誤を経てここまできたことが理解できました。我々は、ドイツの本社を今年1月に視察研修で訪問し、「ガス化の成否はペレットの品質にかかっている」と聞いていたからです。

具体的なことは企業秘密の部類に入りますから書けませんが、銘建工業の様な集成材の端材から作るホワイトペレットではなく、上野村にある針葉樹や広葉樹から製造している純粋な上野村産のペレットなんです。恐らく、あと1年位は試行錯誤が続くと思いますが、間違いなく、日本仕様のペレット製造の道が拓けるでしょう。

詳しくは、視察報告書に纏めますので、資料室にアップしたらお知らせします。