訃報でした

[ 2016年1月22日(金) ]

昨日は掃除の会で親しくしていた方が亡くなられ、葬儀が広島市内でありました。昨年10月くらいから原因不明の病に侵され、どこの病院に行っても原因が分からないと言われ、寝たきり状態だったのですが、亡くなる5日前に原因が判明したそうです。

髄膜の中の血液の癌だったそうですが、始めて聞いた病名です。広島県警で長年刑事として勤め上げられた方で、何事も誠心誠意というか、頑固であり変人であり、熱血漢という、浪花節みたいなやくざも一目置く刑事さんでした。中国に暴走族の面倒見を一緒に連れていったりして珍道中をしたものです。

北京空港では私と彼が皆の荷物をカートに積んで迷子になったのですが、「荷物が無い」って騒ぎになりましたが、我々がいないことに気付いた人がいなかったという笑い話もあります。違う年の同じ北京空港で、私はカードをすられ、彼は現金を抜かれ、正に弥次喜多コンビを地でいっていた二人でした。

私が悩んで彼に相談したことがあるのですが、彼は、「林さん、ワシは塀の上を歩いてきたが、どちらに落ちてもおかしくない状況だった。しかし、信念をもってやれば解決する」ってアドバイスをくれました。叩き上げの刑事だったのですが、最後は県警本部長の秘書を務め、長官表彰で代表して天皇陛下にお礼の挨拶をしたことが唯一の自慢話でした。

ご冥福を祈ります。