喜ぶべきなのか・・・

[ 2008年11月29日(土) ]

昨年、9月議会にに私が紹介議員で「庄原市新庁舎建設事業の再検討を求める」請願書が出されましたが、見事に不採択となりました。その請願書の中に、「今、この財政状況の中、新庁舎に多額の資本を投入したあと、近年のうちに庄原中学校を整備していくことができるのか甚だ疑問である」の一節がありましたが、昨日の議員全員協議会で、前倒しで建て替えると発表になりました。

来年4月の市議会議員と市長の選挙があることが少なからず影響していると私は思います。あれほど議会で、喧々諤々やったことは何だったんだと思えてきます。新庁舎が段々と姿を現してくるに従って、「誰(どの議員)が賛成したんなら」という市民の声が大きくなってきています。庄原中学校の建て替えは喜ぶべきことなのでしょうが、財源は。

合併特例債でも3割は自己資金となります。執行者は自信があるからこそ提案されたのでしょうが、私の理解を超えています。これから更に景気は減速していきます。そして、日本政府ははアメリカ国債を買うために大幅な赤字国債を発行することになるでしょう。連日、大手自動車メーカーや電機メーカーの大幅な収益の下方修正をどう思われますか。税収は限りなく落ち込んでいっています。

5兆円の税収の落ち込みとの予想が1週間で7兆円になっている現実。日本は呑気すぎます。景気浮揚策で2兆円ばらまくなら、中川秀直さんじゃないけど、インターネットのインフラ整備に充てるべきです。この国を良くするも悪くするのも、すべて政治です。

今日も言われてしまいました。「誰誰が悪いというが、それを許したのはあなたたち議会だ」と。「あなたも、役に立たん議員だ」と。

へこたれるか!そんな言葉が元気の源!